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腹圧性尿失禁

尿道の括約筋が弱くなることで起こる腹圧性尿失禁の治療には、理学療法か手術療法が有効です。残念ながら現在のところ、効果の高い薬物治療はありません。理学療法は緩んだ筋肉の鍛錬を狙いとしており、骨盤の底にハンモック状に張っている筋肉群(骨盤底筋群)を締める「骨盤底筋訓練」が中心です。具体的には、膣や肛門を締める運動を1日に30回〜50回程度行い、排尿時に尿を止める練習も同じような効果をもたらします。そのような体操を続けることで尿道の括約筋を強めたり、うまく収縮させたりすることにより腹圧性尿失禁の改善を図ります。骨盤底筋訓練以外では、一種の電気刺激として「干渉低周波治療」という保険適用の治療法があり、低周波による電気刺激を皮膚から骨盤の底の筋肉に当てることにより骨盤の筋肉や尿道括約筋などを強める治療法です。週に2、3回の割合で気長に続けますが、必ずしも即効性のある目覚しい効果が得られるわけではありません。

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